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悪魔の辞典・消防版

                    
                    
                    
                
                



最近更新分


署内でよく流れるもの。

治安
署内でよく乱れるもの。

右往左往
災害現場で雑用を命じられないために取る行動。

受付
消防署や消防本部にある窓口。何だかんだ理由を付けて、受け付けないことのほうが多い。

統計
合計と平均を出すこと。パラメトリック?検定?何ですかそれ。







アーケード
非常に燃えやすく、多数の傷病者を発生させることができる一種のトラップ。これだけ多くの数が仕掛けられていながらその真下を通る人が意識しないのは、上を見にくいと言う人間の性質を利用したトラップだからであると考えられる。


消防職員に強制されている思想。持っているフリをしないと非国民であるとみなされ、日々の業務に支障をきたす。

ICU
I see youと同じ発音であるところに非常に深い意味を感じる。「また会えたね」と訳すか、それとも「生きてるうちに会えたね」とでも訳そうか。

IT
使用することを目的に導入する機材が多いのに対して、唯一、導入することが目的の機材。「我が○○消防はITを導入し・・・」という広報に必要なものらしい。導入後、活用されることは極めて稀。ITという単語には、もはや神聖な響きはないし、時代の最先端でもないことにそろそろ気づいてもいいと思う。

アイロン
無味乾燥な白い服に茶色のワンポイントマークをつけるための道具。気に入らない服を燃やすこともできる。

悪戯通報
たまには出動訓練をさせてあげようという善意あふれた通報のこと。

暗視装置
遠くの暗闇で起こっている取るに足らない事象を、あたかも目の前で起きているかのように感じ1人で大騒ぎできる装置。

安全確認
危険な現場で消防活動を行う際の宗教儀式。「安全を確認すること」ではなく、「安全を確認しなければならないほど危険な場所で活動することを確認すること」。

アンダートリアージ
救急実務上、オーバートリアージよりも数百倍重要な救急隊員スキル。オーバートリアージはサルでもできるが、ギリギリを見切ったアンダートリアージを行う良心的な救急隊により、現在の救急医療システムはかろうじて延命しているとさえ言える。年間出動件数が概ね2500件を超える救急隊に2〜3年勤務をし、性格が頑固でなく、公務員的プロテクションモードを排除することで身につけることができる。





急がば回れ
指令〜現着時間が長かったときに唱える呪文。

行ったらCPA
軽症だという指令で救急現場に行ってみたら心臓が止まっていたという現象。救急隊と指令室の関係を悪化させる最大の原因。類義語として「行ったら2人いた」「行ったら救助隊が必要だった」ひどいものになると「行ったら場所が全然違った」や「そんな番地ないです」などがある。

異動
偉い人が権力を持っていることを確認するために年1回行われる宗教行事。


消防が守るもの。約1億円の価値があるが、1万円のために奪われたり、数十億円の借金のカタをつけるのに使われたりしており、実態は不明である。

イントラネット
電話で伝えれば数十秒で済む連絡を数分から数十分(一般には階級に比例した時間がかかる)かけてじっくりと送るためのネットワーク。使用に耐えるのは導入してからしばらく、「実は大して役に立たない」ことがバレる間のみである。





右往左往
災害現場で雑用を命じられないために取る行動。

受付
消防署や消防本部にある窓口。何だかんだ理由を付けて、受け付けないことのほうが多い。


患者や家族との関係を円滑にするための潤滑油。

ウツタイン様式
デタラメな救急活動記録でも、一見まともに見える魔法の記録用紙。項目が細部にわたるため、どこに不実記載があるか分かりにくく、多数の消防本部や地域MCで採用されている。複数存在する時間軸を複数回渡り歩くことにより、自分たちにもっとも都合のよい時間経過を作ることができる。

鬱憤(うっぷん)
事務処理をすると濃度が増し、応用訓練や火災出動をすると減少する可燃性物質。厄介な事務処理をしているときには事務室内がLEL(爆発下限界)を超えた危険な状態となり、職員間の些細な火花が致命的な爆発を起こす。

姥捨て山
○○課(消防本部によって異なる)の、ナンバー2か、ナンバー3あたりの管理職ポスト。

裏道
自称中堅の機関員がよく通りたがる、狭くて事故が起きやすい道。





AED
曖昧でおごそかたるべき人の死を、助かるか助からないかにザックリと二分する機械。

ACLS
善良な救急隊員を多く巻き込んでいる新興宗教。VFを唯一絶対の悪とし、それを狩ることを主たる思想とする。本尊はAED。お経はユニバーサル・アルゴリズムと呼ばれる。

AVM
何となく出動したくない気分のときや、昼飯を食べ損なったときに使用する「ちょっとタンマ」を指令室に伝える装置。音声通話と同じチャンネルを使用している場合には、何度も連打することで他局の通話を妨害することもできる。ところで真面目な話、手動で操作するのに「オートマチック」とはいかがなものか。

越権行為1
何の権限もない「議員」が、その社会的地位を利用して消防署から火災に関連する個人情報を得ようとすること。

越権行為2
別の部署の構成員に対して、自分が持つ仕事の一部又は全部を押し付けること。

越権行為3
知事が、防災ヘリコプターを遊覧に使うこと。

越権行為4
消防車や救急車でそうめんを買いに行くこと。

NBC災害
起こって欲しくない災害の総称。考えてもみて欲しい。放射線による災害と微生物による災害の共通点など全くないではないか。自転車の転倒事故と航空機の墜落事故のほうがまだ共通点があるというものだ。

MC協議会
消防本部の発言にしたくないことを「MCの方針としては・・・」や「MCで決まったことなんで・・・」と言い換えるために作られた実態不明のダミー組織。その看板の奥に誰がいるのかは公然の秘密。

援護注水
前方の隊員を火災建物に押し込むために後ろから行われる激しい放水。





応急救護所
多数の傷病者を搬送待ちのためにシートの上に座らせていると見栄えが悪いため、「応急救護所」という看板を一応立てること。この看板があると、待っている傷病者もなぜか安心する。人手に余裕があるときは、本当に応急救護が行われることもある。

応急手当
素人が、倒れている人に手を出してトドメを刺す行為。

オーバートリアージ
プロとしての観察、判断を放棄し、すべての患者を酸素漬けにして大学病院に運ぶこと。また、その行為を責められたときに防御壁を張るための呪文。





階級
エバリ具合に比例し、仕事量に反比例して変動する属性。それ自体に意味はない。

怪文書
数年に1度発行される、公式の報告書ほどは怪しくない文書。


人体の首から上に存在する部位。視聴覚や味覚が備わっており、つぶされたり泥を塗られたりする場所。管理職の人は「俺の顔が立たない」などというが、立つための器官は足であり、立たなくて当然である。

カオス
火災現場に度々出現する世界観。人文科学上の社会通念や有文法、不文法は無視され、時には物理学の法則さえ無視されることがある。言語等の高次コミュニケーションは通用せず、おたけびや殴る、蹴るなどの低次コミュニケーションによってのみ意思を他者に伝えることができる。

核技術
2発の原爆投下という試練を乗り越え我が国が習得した、バケツとヒビ割れた施設による核関連取扱技術。

火災
不定期に催されるイベント。主催者は全国に散らばる「放火犯」であることが多い。大型キャンプファイヤーに始まり、山車(だし)であるポンプ車による水芸、野次馬による余興などが行われる。場所を提供してくれた家主には、収益金として多額の保険金が支払われる。

火災原因判定書
誰もが担当したくない恐怖の書類。作成には地獄の魔道書より難解な不可視のルールを理解せねばならず、そのルールはいつの間にか変更されていたりする。これを鼻歌交じりに綴れるベテラン調査官は現場では「神」と呼ばれる。各消防本部に「伝説の判定書」が存在する。

ガソリン
「車」という高エネルギー型自爆兵器の破壊力を高めるために使用される爆発物。。

仮眠室
昼はボヤボヤし、夜は熟睡するための部屋。睡眠の邪魔をされないように、指令音は小さくしてある。

顔貌
一目で患者の容態をざっくりと見分けるためのインジゲーター。活動中の救急隊員の顔色を見れば、患者の容態が大体分かる。救急隊員が顔貌蒼白になっていたり冷汗著明になっているときは患者の状態が危険であるという指標。

管理職1
決して仕事をせず、専門外のことに口を出し、部下に雑用をさせて反感を買うことを「指導力」と信じている人たち。

管理職2
他部員との交流を禁じ、取るに足らない事柄の報告を求め、必要のない指示を出すことで部下が上司を無視し始めることを「規律」と信じている人たち。





機関員
消防車をぶつけ、吸管を破裂させ、水を切らせることを任務とする隊員。

規則です
ソフトウエアのトラブルにおける「仕様です」と同義。

救急救命士
死んでいる人にだけ医療行為ができるという前代未聞の医療資格。地方に行くと神のごとき扱いを受けられる。

救急救命士標準テキスト
持っていないと仲間から認められない、救命士にとっての身分証明書。改定されるたびに買わなくてはいけないため、隠れたベストセラーとなっている。

救急支援出場
一大事が起きたことを近所の人に包み隠さず知らせるために消防車が救急出場すること。野次馬を大量に集められるので、後から来た救急車にも場所がすぐわかる。

救急車
全国共通、局番なしの119に電話をすると、10分以内に到着する寝台タクシー。サービスとして乗車員が最低3人おり、黙って寝ていれば車まで運んでくれる。しかも料金は無料。また、頼み方によっては荷物も運んでくれる。そのため毎年利用者が増えていたが、平成20年ごろから減少している。あまりにうまい話なので、何らかの詐欺的商法の疑いがもたれていることと、タクシー業界から寄せられている苦情の影響と思われる。

救急隊
消防組織の中でも特に仕事が好きな一集団。人体、特に女体に精通し、病気や怪我で弱った市民を言葉巧みに収容車に乗せ、大学病院という非人道的な人体実験施設へ輸送することを業とする。近年、救急隊にも輸送中の人体研究が認められた。

救急統計
年に1回、「消防白書」というマニア向け同人誌に掲載される数字の羅列。各救急隊が必死に統計処理をするが、消防本部→都道府県→国 とデータが膨大になるにつれて、時の権力者に最も都合がいい数字に改ざんされる。しかし、誰も真剣に読んでいないため、改ざんするだけ無駄な努力である。

救助工作車
車から高価な作業機械まで、全てを破壊しつくす恐怖の車。

救助隊
オレンジ色の装束に身を包んだ暴力集団。車や建物、作業機械を破壊することに快感を覚えるものの集まり。

救命救急センター
趣味で医者をやっている人が集まる場所。

救命処置プロトコル
善良な救命士たちが熱心に唱える「お経」のようなもの。ご利益がないと気づいてしまった不敬な救命士は唱えるのをやめてしまっている。検証会に信者が多いと、その場は魔女裁判の様子を呈する。

救命率
神の意思に逆らった人の割合。

業務
いやな仕事から逃げるために、あるいは仕事をしているフリをするために常時ストックされる本当は必要のないものの総称。

業務日誌
1日の手柄を誇張し、失敗は小さく書き綴る、一種の物語集。

緊急走行
消防車、救急車の存在を市民にアピールするための宣伝活動。






エンジンとタイヤによる高エネルギー型自爆兵器の総称。殺人から建築物の破壊まで汎用性が高いが、正しい使い方をしないと未遂に終わることが多い。我が国にこれだけ普及したのは、戦時中の神風特攻隊の影響によるもの。最近は相手を殺して自分だけは生き残ろうと言う「エアバッグ」の装備が増えた。嘆かわしいことである。

訓練
暇つぶしに行われる遊戯。





警察官
消防に比べ仕事をしないため、公務員としての社会的地位は高い。火災現場や救急現場に入り込み、消防の業務を妨害することを業とする。拳銃を持っているが使わない自制心の強い人の集まり。

警察電話
持っていると、警察のパシリになることができる電話。

下剋上
ハルマゲドン。職名や階級が意味を持たなくなり派閥、人望、人脈を中心とした組織の再編成が行われる。一見重要そうに思える腕力は全く意味を成さない。成功した場合は「革命」と呼ばれ、失敗すると「暴動」と呼ばれる。

決裁
小規模なオリエンテーリング。正しい順序で回らないと上司に殴られる仕組みになっている。

ゲル化
主に、管理職の脳内で起こる化学反応。

建築
建物火災を起こすための下準備。

建築現場
人や物を落とすためのトラップ。自ら崩れて多数を殺すこともある。たまにトラップが作動しないこともあるが、建築物というさらに強力な建物火災トラップへと変身するのでご安心を。

現場対応
災害現場のどさくさにまぎれて、いい加減な対応をすること。

現場対応でお願いします
「よきにはからえ」の意。対応の責任を現場の責任者、あるいはもっと下級の隊員に押し付けることができる。





公務員
民間の企業に勤められない社会不適合者の集団。集まりすぎた税金を翌年に残さないように使い切ることを業とする。ごくまれに更生して民間会社に勤めなおす者もおり、更生したことに対する賞賛からか高い給与を支給される。

公務員の鑑
休まず・遅れず・仕事せず。

コールトリアージ
ハイリスク・ノーリターンのギャンブル。賢い消防本部では決して行われないし、とても賢い消防本部ではやっているフリをしている。誰得。

コピー機
誤操作により、紙を大量に消費するための機械。





最敬礼
殉職した職員や、死んでもらいたい上司に対して頭を深く下げること。

最後着
機関員にとっての屈辱。隊長が胸を撫で下ろす瞬間。

最先着
機関員にとっての名誉。隊長にとっての頭痛のタネ。

サイレン
火災や救急がおきている事を宣伝し、野次馬を集めるための激しい音。仕事をしているというアピールにも使われる。


仕事中(特に出場前)に好んで飲まれる嗜好品。

査察課
消防において唯一、「甘い汁」が吸える場所。査察課に異動した途端に車のグレードが上がったり家の改築が始まったりしても、それは単なる偶然である。

殺人
警察へ仕事を発注すること。類義語として殺人未遂があるが、これは救急隊への発注である。

参事
あってもなくてもよい歯車。大声でわめいたりして業務を滞らせる人物の場合には「大惨事(だいさんじ)」などと呼ばれたりする。

山林
山火事の燃料。





JPTEC
全国の救急隊員、消防隊員に広がっている新型感染症。感染すると救急活動が固定化し、その柔軟性を阻害する。他人にも感染させようとする特徴があるが、感染第2期である「プレインストラクター」になると感染力が極端に強くなる。一部消防本部では、職員を組織内に隔離し、感染者を排除することで予防に努めている。

市街地
ありとあらゆる災害を生み出してくれる魔法の箱。

指揮系統
「入〜れ〜て〜」と素直に言えない頑迷固陋な管理職や高齢職員が、部下の活動に混ぜてほしいときに振りかざす呪文のようなもの。タクトを振りかざしたところで誰も見ていないので、実害は皆無であり、現場実務をしてもらうよりは「指揮」を取ってもらう方が幾分かマシだろう。

市長
プチ天皇。

自動火災報知設備
火災が発生したときはもちろん、火災が発生していなくても鳴り出すけたたましい装置。消防隊員や関係者の会話を妨害する。

指導力
すべての管理職が、自分にだけ備わっていると固く信じているもの。

社会的弱者
その時代、公然と差別をすることに誰も疑問を抱かない被差別集団。平安時代には貴族でない者、江戸時代には士農工商の職に付いていない者、戦前は軍人、戦後しばらくは障害者、現在は公務員、とくに市町村職員を指す。

社会復帰
傷病者のことを考える前に、まずは社会的に不適合な消防職員が真摯に目指すべき状態。

出動計画
小学校低学年の「夏休みの計画」のようなもの。田舎消防ほど、計画だけは妙に立派である。昔の人はお餅の絵を描いたらしい。出動計画の総人員を計算してみると、全職員の数を超えていたりする。

消火活動
取るに足らない酸化現象を取り囲んで行われるお祭り騒ぎ。

消火器
焼け石に水。

消火栓
開くと、周りの水道水を濁らせることができる装置。

消救車
モリタポンプが大金をかけて開発したギャグ。

消防
社会上の階級の中で市民と奴隷の中間位置する職業。役人でありながら仕事をするため、他の役人からの評価は低く仲間はずれにされている。市民に対しては常に頭を下げなければならない。

消防学校
他人をアオる方法や、仕事をしているフリをする方法を教える学校。

消防官
日本には存在しないはずの幻の官職。なぜか、自らの職業を「消防官」と名乗るヤツは無意味にプライドが高く、シャレの通じない人間が多い。

消防基本六法(書)
狭い机の上をさらに圧迫することができる書物。スキルの低い者が開くと、催眠波で襲ってくる。

消防車
他の消防署に用事があるときや、暇つぶしに管内をドライブするときに使われる車。サボっているとすぐ分かるように目立つ赤色をしている。水を出して火を消すこともできる。

消防団
消防署よりも社会的地位の高い市民のうち、消防署からの礼拝や参拝を受けたい者の集まり。火災が発生すると消防車で駆けつけのんびりと行動し、あたかも消防署が仕事をしていないかのような印象を市民に与えて笑いながら帰っていく。

消防長
どう考えても言葉のバランスが悪い。消防本部長とか何とか、もっと別の言葉はなかったのか。「しょうぼうちょう」とパソコンで打っても変換されるのは「消防庁」。わざと分かりにくくしたとしか思えない。

消防長のイス
少なくとも3代先までは御予約済みの人気指定席。お調子者がうっかり座ろうとすると、死ぬよりひどい目に合わされる仕組みになっている。

消防の鑑
先輩をやっつけ後輩をアオり・同期にたかり・自分のことは棚に上げる。

消防白書
消防の実態を公にしたくないために、その内容を複雑な数字列で暗号化した政府刊行のマニア向け書籍。かなり大きな書店でも発見できない幻の品。一部マニアにとっては「持っている」ことがステータスであり、読む人は誰もいない。乱丁、落丁があっても気付かれない。

消防無線
個人情報や業務上のミスを情報公開するための放送局。

消防力の整備指針
国が市町村に押し付ける過酷なノルマ。もっと金よこせ。あなたが生きているうちに、全国で達成できる日を迎えるのは無理だろう。

初期消火
消防署に対する営業妨害行為。

食物連鎖
新聞社は公務員の不祥事で記事を作り、市民は新聞を選ぶときになるべく多くのサービスを求め、公務員は市民から税金を集める。こうした食ったり食われたりの関係のこと。

署長
神の別名。

署内活動系
買い物やおしゃべりに使われる無線通信。

指令室
1件の仕事になるべく多くの人がかかわり、仕事をしているフリをするために考え出された部署。各種車両の出前を受け付け、それをそのまま消防車や救急車に伝えることを業とする者の集団。しばしば情報が誤って伝えられることがあるが、これは暇を持て余した指令室内で伝言ゲームが行われたためと考えられている。

指令装置
逆らうことのできない命令を発する装置。人間よりもエラい。

(○○を)司令にする会
士長が殉職すると2階級特進して司令になる。つまり、その士長を殺したいほど恨んでいる人の集まり。

心静止
ゲームオーバー。

親戚
救急車を呼ぶ前に呼ばなければならないもの。





水難救助
海や河川で死体を捜す活動。

水防団
水防訓練以外ではまず目にすることがない謎の団体。普段はどこにいるんだろう。大体、「すいぼうだん」とパソコンで打っても一発で変換されない。

水利
水利調査の時には無駄に多くあるのに、いざ火災が発生すると近くにないもの。地下式消火栓や防火水槽は、その蓋の重さで過去に何人もの機関員の腰を砕いてきた。

水利部署
いい年をした大人がけっこう本気で勝負する椅子取りゲームのようなもの。戦国時代の水争いほどは激しくなく、死者が出ることは稀である。





税金
無限に湧き出す金脈。掘り尽くされることはないが、現在日本に存在する全ての金脈は「国税局」という特務機関により独占的に採掘されている。多くの配分を受けるためにはワイロ(金に対する呼び水的な役割を果たすとされている謎の物質)を用意する必要があるが、ワイロも当の金脈から採掘されたものから精製される。

政治的配慮
技術面や効率面を一切排除し、管理職や幹部から「ハンコ」を貰うことを第一に考えた言動をとること。管理職や幹部にとっては、議員から苦情が出ないような言動を取ること。公務員にとっての必須スキル。

精神病
加入者が1人の宗教。

責任
失態や不祥事が発生した際、それを打ち消すために同時に発生する反物質。すべての署員に確率の上で存在するが、その確率分布は階級に比例し、声の大きさに反比例する。

接遇
組織のために人間性を捨てて、ミスは隠し、成果は誇張する渉外術。

前例
何か前に進めないなと思ったときには、たいてい後ろで足を引っ張っているもの。信者が多いので注意。





躁鬱病者
気分屋で社会に協調できないヒトが、病気であるという言い訳を手に入れるために作り出された病名。

「そうじゃねえんだよ」
論理を超越した決定事項。何人も逆らうことはできない。

相談
すでに出ている結論を、いかにも他人と協議して決めたかのように振舞う自己防御行為。ごくまれに相談相手が反論するという異常事態が発生するが、相談者は当該相談を取り消し、別の相手に相談をやり直すことができる。

操法
現場対応主義の頑迷固陋な老人たちが、唯一律儀に守ろうとする神聖なる演舞。指の上げ下ろしから歩幅、服装まで一糸乱れぬそのロボットダンスは一見の価値あり。二見の価値はなし。

総理大臣
大震災が起きたときに、テレビを見て「ほ〜、こりゃ大変じゃ」とつぶやく役目の人。

続報待ち
「情報はないが、とにかく出動せよ」の意。加害事件では「死んで来い」の意。ごく稀に、本当に続報が送られてくることもあるが、現場到着直前に送られてくるため、役に立つことは一生ない。





待機命令
金を使わずに出せる命令。優柔不断な管理職ほどよく出す。

隊長
「隊」という暴力集団のボスであるという説と、「隊」という不祥事作成団体における人柱若しくは身代わり人形であると言う説の2説があり定説はない。後者の説の場合、謎であるとされる高い給与の理由が「著しく危険な行為」に対する保障であると言う説明がつく。

体力練成
勤務中にサッカーをすること。

タバコ
子供から大人まで怪しまれずに購入できる簡易時限着火装置。おもに灰皿やゴミ箱に仕掛けられる。最近は着火装置としての正しい使い方を知らない者が多く、灰皿に水を入れてその機能を無効にしてしまうことも多い。

談合
「争いはよくない。話し合いで行こう」という美しい道徳を、実際に行うとこう呼ばれる。






署内でよく流れるもの。

治安
署内でよく乱れるもの。

鎮火
火災における消防の「火が消えましたよ」宣言。環境被害における政府の「安全宣言」位の信用性がある。





通報
取るに足らない些細なことを周囲にアピールするために行われる行為。

筒先
訓練で後輩をひっぱたいたり火災現場で窓ガラスを壊すのに使われる汎用資機材。水を出すこともできる。





低級言語
主として、現場職の消防職員が用いる言語。

出初式
消防署員に、事前準備の大切さを教えるための儀式。準備を万端にして臨まないと、市民や議員の前で醜態をさらすことになる。管理職にとっては部下への教育の大切さを痛感させられる儀式。





東京消防庁
誰もが、外ヅラがいいことだけは認めざるを得ない日本最大の消防組織。あくまでも余談だが、自らを「世界の○○」などと名乗るヤツにはロクなのがいない。

統計
合計と平均を出すこと。パラメトリック?検定?何ですかそれ。

努力
目的が達成できなかったときの言い訳。必ずしも成就しないことを皆が忘れているもの。





ナンセンス
管理職の得意技。そもそも、消防本部の次長や参事などは、存在自体がナンセンス。

何人
これを「なんぴと」と読んだあなたは、公務員か法律屋さん。





二相式除細動器
詳細は不明であるが、「電気を2方向に流す」「救命率が上がる」などの断片情報から「二槽式洗濯機」のように2人を同時に処理できる除細動器と思われる。「相」は「槽」の誤りであろう。

入札
国庫補助を受けるための寸劇。NHKのバラエティ番組並みにシナリオが出来上がっており、演者によるアドリブは禁止されている。

人間
「哺乳類霊長目ヒト科」の生物群であるとされるが、その身体的、精神的構造、および知能指数の低さから、消防署員は分類学上「類人猿」に該当する。

忍法風見鶏の術
入署3年目〜5年目に習得できるスキル。風当たりの強い上司に直ちに正対し、「ごもっともごもっとも」と呪文を唱えると、風当たりを弱くすることができる。忍法ペコペコバッタの術と併用するとより効果的。弱点は、同時に複数の上司から強風が発生した場合に、どちらか風の強いほうにしか対応できないこと。





ぬるま湯
市町村公務員の標準的な職場環境。熱々の新人を急速に冷まし、余計なことを考えさせない効果がある。









ノー残業デー
地域によって呼び名は違うのか?この制度がある地域では残業が多いとすぐに分かる指標。





排水ポンプ
水害の際に、消防署を呼んでも無駄であることをアピールするための資器材。ただし、達人が使うと浸水した家の水を隣の家に送り込むことができる。

はしご車
○億円ぐらいする高価い消防車。高いところから人を下ろすための秘密兵器。秘密であるがゆえに、実際に活躍するところを見た人はほとんどいない。

パソコン
主として事務室の片隅に置かれる高価なオブジェ。

派閥
ヒトは身を守るために服を発明した。その服の外側を覆う、もう一つの見えない防御壁のこと。

ハンコ
公務員にとっての生命線。消防であろうと警察であろうと、たとえ自衛隊であろうと、これを盗まれたら金も人も装備も動かすことが出来なくなる。テロに先立ち主要施設のハンコを抑えることが出来れば、初動を大幅に遅らせることができるであろう。

半自動式除細動器
今にも死にそうな人を無理やり現実世界に引き戻す暴力的な器械。





119
近所の焚き火で迷惑している時や、ノラ猫が木から下りられなくなったときに通報する番号。





ファイヤーステーション
富士通が開発した消防統計処理ソフト。処理手続きが10倍遅くなりミスが10倍多くなる恐怖のソフトであるが、幸いバグが多くまともに動いたためしがないので被害を受けずに済んでいる。

VF
救急隊を「ハルマゲドン」モードにするための呪文。救急救命士が唯一、他のコメディカルスタッフに優越できる状態。活動中の救急隊から「VF」という言葉が聞こえたら直ちに避難しないと危険である。

VFハンター
VFを狩ることを絶対の正義と信じる職業集団。度が過ぎるとVFストーカーと呼ばれる。

プライバシー
消防に存在しないものの一つ。

プレストーク(プレストゥートーク:PTT)
無線電話通信において情報をあいまいに送りたい時、押してからすぐしゃべると前半の部分を不明瞭にすることができる装置。

プロパンガス
主に、一般家屋の庭先に多数仕掛けられている爆弾。火を噴いたりガスを撒き散らしたりして火災を大きくすることができる。

分岐
通常1本のところ、2本同時に水を切らせることができる資器材。





ペーパーレス
「紙の使用量を減らしましょう」という回覧を回したり、イントラネットで送られてきた文書を誤操作で数百枚印刷したりして、今までよりも紙を大量に使用すること。景気回復に微力ながら協力させていただいてます。

ベニヤ看板
実際の組織編制や勤務実態をかえることなく、名前だけを妙に立派なものにかえること。中規模の田舎消防でよく見られる。例1:「救助兼務の消防隊」→「特別救助隊」、例2:「ポンプ隊」→「特別消火隊」、例3:「人生に疲れたおじさんの集まり」→「指揮統制隊」





放火
消防業務における需要と供給のバランサーの一種。

防火管理者
消防署の予防課員をもてなす接待係。

防火水槽
必要なときにどうしても蓋が開かない大きな水槽。まれにスムーズに蓋が開いても、すぐに水がなくなったり吸管内の水が落ちたりして結局役に立たない。このため「消火水槽」とは呼ばれない。かといって火事を防ぐわけでもないのに「防火」水槽とはいかがなものか。

報告
責任転嫁行為。

報告書
実在の出来事とは大きく異なる、一種のフィクション。

防災ヘリ
都道府県知事が遊覧に使う回転翼機。よく災害現場に登場するのは、知事が人の不幸を見るのが好きだからだと考えられている。

防災無線
もう5時だから早く帰りましょうとか、町の文化会館でイベントが開かれるとか、そういった防災に関する事柄を市民に知らせるための放送設備。

ホース
車に踏まれたり破けたりして決して水を通すことのない管。ポンプ車操法大会のときに活躍する。

ポンプ車
「火災」という祭り騒ぎの際に好んで出される山車(だし)の一種。水芸を披露して帰っていく。

























野次馬
災害現場が近いことを知らせる目印。









予算
消防活動を行う上で最も必要なもの。資器材や水利、「やる気」を維持するために使われる。

予算原案
翌年度に発生する災害件数や機材の故障件数、残業時間が暗号化されて織り込まれた、一種の予言書。だいたい当たる。

予防課
消防署の商売敵。

















霊救車
消救車に対抗して考えられた多目的搬送車。救急車として出場し、明らかに死亡していれば霊柩車へと変身する。誰か開発してくれない?