メニュー
概ねの現在位置が
矢印で示されます
 
 トップページ
  お知らせや最終更新日など
 おはなし
  笑い話
  一部、笑えない話アリ・・・
  まじめ話 ●←
  たまに思いつく、まじめな話
  日想
  日々思うこと
 豆知識
  簡易医学用語辞典
  あまり参考にしないほうが吉
  趣味のIT
  パソをいじくり倒します
  雑学
  救急とかそれ以外とか・・・
 悪魔の辞典
  悪魔の辞典・消防版
  ひねくれた消防用語解説
  悪魔の辞典リンク集
  ひねくれものの集まり
 画像
  消防関係画像
  資料的な価値はなし。
  携帯電話壁紙
  人には見せないほうが吉
 その他
  管理人
  自己紹介とか
  サーバ
  サーバについて
  ページデザイン
  ページデザインについて
  リンク
  リンク
  50の質問
  消防士に50の質問
 掲示板
  書いて頂けると嬉しいです。
WEB消防談話室

まじめ話

機械と事故



機械は絶対に間違いを犯さない。このことをまずは知ってもらいたい。
機械というのは自然現象であり、自然界の厳格なルールから外れて動くことはない。
ただ、製品に不良品はある。これは、機械を作る過程で人間が犯した間違いによる。

世の中で動いている機械が予期せぬ動きをし、それが事故につながったとき、
そこには、必ず4者の人間が関わっている。

「設計に関わった人間」「製造に関わった人間」「説明書作成に関わった人間」
そして「操作に関わった人間」である。

材料の強度や特性、また部品の動き方や止まり方は「自然界のルール」であらかじめ
決まっているのだから、それを見抜けずに作ったなら「設計のミス」。
あるはずの部品を付けずに、あるいは設計どおりの部品を使わずに機械を完成させたなら「製造のミス」。
想定される使い方、想定されない使い方、不具合発生時の対処法を書いていないなら「説明書のミス」。
そして、説明書に書かれているとおりの使い方をしなかったなら「操作のミス」。

この4者がミスをしなければ、機械による事故は絶対にありえない。
そして、「操作に関わった人間」以外は、すべてプロである。

説明書も見ないで「動かない」という人や、「俺は説明書なんか見なくても使える」と
偉ぶっている人が多い。間違った使い方に気づくのは故障してからというパターンである。

家電製品なら別に誰も困らないが、仕事で機械を使う人間がこれだと話が違ってくる。
この場合、「操作に関わった人間」もプロであり、4者がプロとして関わっている以上、
本来機械の事故は起きないはずである。

しかし、現実に事故は起きる。そして多くは「操作のミス」。
車や医療器械の不良品が原因で事故が起きると、ニュースで大騒ぎになるが、
「操作のミス」で起きた事故は全く騒がれない。

●戻る●