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WEB消防談話室

笑い話


※食事前に読むと、精神汚染の恐れがあります※

消防署の一日でも触れているように、田舎に行くほど業務外の仕事が多くなる。
先日も午後の「最優先業務」として「草むしり」が行われた。

副署長の研いだ鎌をかついで職員総出で署の周りの草を苅る。
農家の出の人や、現役農業の人が非常に多いので、皆手馴れたものである。

・・・

草むしりを初めて数時間後に異変は起こった。
皆で、大体の受け持ち範囲を決めて作業をしていたのだが、先輩の1人が急に
「おい、場所かわってお前こっちやれ」と言い出した。

「どうしたんですか?」
「何か、糞が落ちてるんだよ」

仕方なく場所を変わると、確かに糞とおぼしき半固形物が、青く茂る雑草の中にその身を主張していた。
横暴な先輩のわがままな指示通りにその糞を片付けようとすると、
ふと、となりに茶色く汚れた白い紙が落ちているのが目に入った。

(おいおい、事後処理した後があるよ・・・人糞だよ。コレ)

仕方なく他のゴミと一緒に袋に入れたのだが、それにしても消防署の敷地内で
うんこをするというのは、やはり消防署に恨みを持つものの犯行なのだろうか。

犯行中にその身を発見されることを考えれば、かなりの覚悟を要したはずである。
自らの身をかえりみずに嫌がらせをするこの行為は、自爆テロと呼ぶにふさわしい。


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