メニュー
概ねの現在位置が
矢印で示されます
 
 トップページ
  お知らせや最終更新日など
 おはなし
  笑い話
  一部、笑えない話アリ・・・
  まじめ話 ●←
  たまに思いつく、まじめな話
  日想
  日々思うこと
 豆知識
  簡易医学用語辞典
  あまり参考にしないほうが吉
  趣味のIT
  パソをいじくり倒します
  雑学
  救急とかそれ以外とか・・・
 悪魔の辞典
  悪魔の辞典・消防版
  ひねくれた消防用語解説
  悪魔の辞典リンク集
  ひねくれものの集まり
 画像
  消防関係画像
  資料的な価値はなし。
  携帯電話壁紙
  人には見せないほうが吉
 その他
  管理人
  自己紹介とか
  サーバ
  サーバについて
  ページデザイン
  ページデザインについて
  リンク
  リンク
  50の質問
  消防士に50の質問
 掲示板
  書いて頂けると嬉しいです。
WEB消防談話室

まじめ話

消防の広域化に関する登場人物等のまとめ


登場団体
基本的に興味はない。全ての通達や報告は都道府県を通じて行うため、広域化に対するメリットは少ない。ただ、市町村消防という大枠を変えようとするとめんどくさいので、そこは変えたくない。
都道府県広域化を進めたい。消防本部数が減れば管理が楽だし、何より簡単に地域差をなくせる。ただ、市町村職員である消防職員が都道府県職員と同じような政治力を持つことは避けたい。市町村による大規模な一部事務組合というのは一番都合がいい。
極小市町村広域化に伴い毎年の消防費が増大するので絶対反対。特に、ビルや幹線道路、工場プラントなどがない場合には、救急車とポンプ車数台があればこと足りるのに、広域化によって年度予算の7〜8割を消防組合に持っていかれる可能性がある。
小規模市町村基本的には極小市町村と変わらない。ただし、工場群やそれに類した特殊な消防対象物がある場合には、広域化により自分で用意するよりも小さいコストで対応できる可能性がある。その場合、地方政治上のパワーバランスから発言力は小さくなる。
中規模市町村広域化賛成。中途半端に大きいため、整備指針に基づき特殊車両を持たなければならないが、現実的には使われることが少なく、「隣の市と共同で持てれば最高」という状態。今後の車両更新などを考えると、年度予算に占める消防費を削減できる。
大規模市町村
(中核市レベル)
色々ありつつも、基本的には賛成。うまく立ち回れば、大規模な消防本部での巨大な発言力を手に入れることができる。また、やり方によっては極小・小規模の市町村を搾取することにより年度予算に占める消防費を削減することも現実的に可能。
大規模市町村
(政令市レベル)
反対。すでに自前で高度に完成された消防力を有しており、また、1市町村でそれなりの面積と人口を有しており、ある程度までの同時災害にも耐えられる。消防費は予算を圧迫しているが、耐えられないほどではない。周辺の市町村にはすでに相互応援協定などで年間を通じて相当量の消防力を提供しているが、広域化に伴いそれが義務化し、自市の消防力が周辺に拡散してしまう。代償として得られるであろう強い発言力は、すでに持っている。
 
 
登場人物群
市町村議員予算がひっ迫しており、それを解決できそうな場合には賛成。予算的に今よりも不利になりそうな場合は反対。次に、発言権が強まりそうなら賛成。弱まりそうなら反対。ただし、今後の国や都道府県からの補助金の問題もあるので、長期的な視点での高度な政治判断が求められる。最終的な決定権を有しているが、極小・小規模市町村では高度な判断に対応するだけの知能指数が足りないケースがある。
市町村職員基本的に興味なし。すでに、水道や清掃事業などの一部事務組合の例があるため、特に違和感はない。市町村の職員と消防職員は別個の採用枠になっていることからか、別の部署というよりは別の組織という意識。関係があるのは給与の支払い事務ぐらい。
消防幹部職員賛成。広域化が遅滞すると都道府県から怒られるが、とりあえず順調に進めていけば「いい子いい子」とほめてもらえる。どの道、広域化するころには退職するか死んでいる。
消防高齢職員興味なし。広域化に関する事務には携わっていないし、広域化するころには退職するか死んでいる。
消防中堅職員反対。今の体制でそれなりに知識や経験をつんできたが、広域化によってそれらが大幅に役に立たなくなる可能性がある。また、ちょうど広域化が完了するころに現場の小隊長若しくは中隊長となるのがこの辺。見たこともない部下を扱わなくてはならなくなる。従来、市町村の合併に伴う消防組織再編で自殺者となるのはこのあたりの職員に多い。
消防若年職員興味なし?もともと、今の職場で怒鳴られ、殴られているわけだから、別に何か悪く変わることはないだろう。
一部の消防職員広域化切望。幹部の知能指数は低いし、自分の周りはろくでなしだし、でもまだ職名が低いから何かを変えられるわけではないし。この状況を変えるには広域化しかない。広域化すれば、幹部の数が減るから今の知能指数の低い幹部は淘汰されるだろう。ただ、なぜ根拠もなく他市消防本部の幹部のほうが知能指数が高いと考えるのかは謎。
消防団員基本的に自らの組織にかかわることではないので興味はないが、一部市町村で見られる絶大な政治力を持つ消防団にとっては、広域化によって従来よりも常備消防に対する発言力が極端に弱まる可能性がある。その場合は反対。なお、そのような市町村では消防団の政治力が議員や首長の判断にかなりの影響を与えることが珍しくなく、現実的に広域化を阻止する力を持ち得る。
一般市民興味なし。
優秀なシナリオライターがいれば、市民が思わず身を乗り出して見守るようなドラマチックな展開がいくらでも望めそうなイベントだが、おそらくは全国で淡々と合併が進み、個人的なトラブルはいくらでも起きるだろうが全体としてはスムーズに流れ、人間関係から(広域化後の)1本部あたり数人の自殺者が出て終わりだろう。



●戻る●