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まじめ話

救急車利用の適正化



 次のようなロールプレイングゲームを想像せよ。


 1)すべてのプレイヤーは一般市民側、指令課員側のどちらかに属する。
 2)一般市民側プレイヤーには、個々に不定期のタイミングで「事故」イベントが与えられる。
   事故の重症度レベルはレベル1〜レベル10まであり、レベル1の事故がもっとも重症である。
   ただし、プレイヤー自身に知らされる事故レベルには前後1の誤差が与えられる。
   (レベル3の事故をプレイヤーが知った場合、実際にはレベル2〜レベル4のいずれかである)
 3)一般市民側プレイヤーは、事故イベント発生時に
   「様子を見る」、「病院に行く」又は「救急車を呼ぶ」のいずれかを選ばなければならない。
 4)「病院に行く」には金銭的コスト、時間的コスト及び精神的コストを支払わなければならない。
   「様子を見る」には精神的コストを支払わなければならない。
   「救急車を呼ぶ」にはコストを全く要しない。
   いずれのコストも0からスタートし、支払うたびに減点法で計算される。
   (救急車を呼ぶ場合には減点ゼロ、病院にいくには減点3となる)
 5)レベル1の事故を受けながら救急車を呼ばなかった一般市民側プレイヤーは死亡する。
   レベル2又はレベル3の事故で「様子を見る」を選択した一般市民側プレイヤーは
   レベル1の事故イベントに移行する。
   レベルに係わらず「救急車を呼ん」だ場合や、レベル2〜レベル10で「病院に行」った場合、
   及びレベル4〜レベル10で「様子を見」た場合に事故イベントは終了する。
 6)「病院に行く」を選んだ場合、「病院が見つからない」ことがある。
   この時点で「救急車を呼ぶ」ことも再び「病院に行く」こともあるいは「様子を見」ることも可能であるが、
   支払った時間的・精神的コストは回収できない。
   また、レベル2で「病院が見つからない」場合、プレイヤーは死亡する。
 7)一般市民側プレイヤーが「救急車を呼」んだ場合、指令課員側のプレイヤーは持ち回りで
   「救急車を出す」か「救急車を出さない」かを決めなければならない。
   指令課員側のプレイヤーは事故レベルを知ることができるが、前後5の誤差が与えられる。
   (レベル7の事故をプレイヤーが知った場合、実際にはレベル2〜レベル10のいずれかである)
 8)救急車は有限であり、一度出動した救急車は一定時間使用不能となる。
   救急車はレベル1〜レベル10の全ての事故に対応できる台数はないが、
   レベル1〜レベル3の全ての事故に対応できる台数が用意してある。
   出動可能な救急車の台数は、指令課員側プレイヤーは知ることができるが、
   一般市民側プレイヤーは知ることができない。
 9)レベル1〜レベル3の事故に「救急車を出さな」かった場合、指令課員側プレイヤーは失職する。
   この場合、一般市民側プレイヤーはレベル1であれば死亡し、
   レベル2又はレベル3であればレベル1の事故イベントに移行する。
10)指令課員側プレイヤーが「救急車を出」そうとしても救急車がなかった場合、
   一般市民側プレイヤーの事故レベルがレベル1であれば死亡し、
   レベル2又はレベル3であればレベル1の事故イベントに移行する。

★ 一般市民側プレイヤーは、他のプレイヤーの動向を知ることができない。
  指令課員側プレイヤーは、他の指令課員側プレイヤーの動向を知ることができ、
  互いに相談することができる。

★ 敗北条件
   一般市民側プレイヤーが死亡した場合、そのプレイヤーは直ちに敗北が決定する。
   指令課員側プレイヤーが失職した場合、そのプレイヤーは直ちに敗北が決定する。

★ 勝利条件
   指令課員側プレイヤーが失職しなかった場合、そのプレイヤーは勝利する。
   一般市民側プレイヤーが死亡せず、支払ったコストが一般市民側全プレイヤーの
   平均値の2倍以下であった場合、そのプレイヤーは勝利する。



問1 このゲームにおいて全てのプレイヤーが勝利を目指している場合、
   一般市民側の個々のプレイヤーが取るべき戦術を説明せよ。

問2 このゲームにおいて全てのプレイヤーが勝利を目指している場合、
   指令課員側の個々のプレイヤーが取るべき戦術を説明せよ。

問3 全てのプレイヤーが協調した場合、最大でどれだけのプレイヤーが勝利できるか。
   また、自身の勝利ではなく最大のプレイヤーの勝利を目指したときの
   個々のプレイヤーの戦術を説明せよ。

問4 このゲームにおいて、問3のごとき協調が自然発生しない理由を説明せよ。

問5 ゲーム内の死者が少なくなるようにゲームデザインを変更せよ。
   ただし、「事故レベルのバランス」及び「救急車の有限性」は変更できない。
   また、「救急車を呼ぶこと」に金銭的コストを課してはならない。

問6 問5のゲームデザイン変更が現実社会における「救急車利用の適正化」の解法となるか、
   またその解法が現実的かどうか検討しなくてよい。


回答例⇒ 救急車利用の適正化 解



●初稿は2008年6月です。その後アクセス数が増え、検索結果の上位に表示されてしまっているので
 10年以上経った2019年12月に表現を平易に改めました。
●実際にゲームで戦うわけではないのでニュアンスを理解したら回答例を読んで頂いていいと思います。



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